日米関係は安倍政権で悪化した。
これは確実である。
民主党政権では鳩山由紀夫が米軍基地の県外移転を
模索し始め、米政府を困惑させたくらいのものだ。
安倍政権は、まず日米関係の絆を取り戻すと高らかに
宣言して始まったが、安倍首相の国家主義的な言動の
せいで、日米間は感情的にどんどん悪化している。
安倍首相の靖国参拝や、ダボス会議での第一次大戦を
例に出す発言などで、
1北朝鮮に対して、日韓が一枚岩になれないリスクと、
2尖閣諸島で中国との衝突が起こるリスクと、
3日中関係の悪化が中国初の世界同時株安を招く
リスクをアメリカは警戒するようになった。
アメリカ人にとって安倍首相ほど不気味な存在はない。
日米同盟の強化で抱きついてくるのに、戦勝国が作った
戦後レジーム否定・東京裁判否定の動きをするのだから、
どういうつもりだと思うのは当然だ。
そもそも「親米・保守」という二律背反の観念は
成り立たないということを、わしはずっと唱えてきた。
安倍信奉者や自称保守&ネトウヨがいつまでも
民主党政権の失敗をあげつらうのはもはや馬鹿馬鹿しい。
安倍政権はオバマ政権に警戒されている。
オバマ大統領は安倍晋三を嫌いだろう。
嫌われているから、益々、安倍首相は日米同盟の強化に
躍起になるのである。




















